暖冬のせいか雪解けが早く、山も海もいっせいに春の息吹が聞こえてきます。山菜が芽を出し、雪割草が可憐な花を咲かせ、やがて桜が満開を迎えます。日本海には桜鯛や桜鱒、さよりが旬を向かえワカメやアカモクなどの海藻の収穫がはじまります。
自然はいつもの春を迎えていますが、3月に開催されるイベントの多くは中止となってしまいました。お出かけを控える方が多くなっていますが、病気に負けない環境が整ってきたら、春満開のダイナミックな自然の姿を体感したいものです。
春のWest Niigata（新潟県西部エリア）のおすすめイベントです。
3月
雪割草まつり
春の訪れを告げる、可憐な“春の妖精”といわれる雪割草。「新潟県の草花」にも指定されている雪割草は、とても変異の幅が広く色とりどりの花模様や形を楽しむことができます。 可憐で美しく、そして変化に富んだ奥深い雪割草の世界をご堪能ください。
開催日：3月中旬から4月中旬まで
会場：国営越後丘陵公園（長岡市）の3月14・15日の雪割草展は中止となりました。3月20～22日までは開催されます。
雪国植物園（長岡市）は3月14日から開園されます。
大崎雪割草の里（柏崎市）は3月7日から開園されます。3月21～23日の雪割草まつりは中止となりました。
山古志の牛の角突き
国指定重要無形民俗文化財。1トンを越す闘牛同士の勇壮なぶつかり合い。
例年3月上旬から開催でしたが、本年は5月4日からの開催となりました。
山古志の「牛の角突き」の歴史は古く、千年前とも言われています。農耕を中心とする生活においては、足腰が強く、寒さや粗食に耐える牛は、昔から運搬や農耕に貴重な働き手でした。山古志の人々の娯楽として根付いてきた「牛の角突き」は、牛が傷つかないように引分にするのが特徴で、勢子と呼ばれる男たちが、激しくぶつかり合う牛の間に分け入って牛を取り押さえます。角を突き合わせ、激しくせめぎ会う2頭の牛の勇壮な戦いをお楽しみください。
開催日：5月3日、6月7日、7月5日、11月上旬まで毎月1回開催
会場：山古志闘牛場（長岡市）
詳しくは公式ページへ
4月
高田城百万人観桜会
高田公園は、高田城の城跡公園で、明治42年（1909年）に在郷軍人会が城跡に2,200本の桜を植樹したのがはじまりといわれています。
高田公園に植樹されているサクラはほとんどが「ソメイヨシノ」です。公園をめぐる広大な内堀と外堀をはじめ、その周辺には約4,000本の桜が咲き競い、三重櫓とともに約3,000個のぼんぼりに照らされて映える美しさは、日本でも有数のものとして知られており、上野の恩賜公園、弘前城公園とともに日本三大夜桜の一つに数えられています。
期間中は多くの露店が立ち並び、人々でにぎわう新潟の春の風物詩となっています。
開催日：4月1日から4月15日まで
会場：高田公園（上越市）
悠久山桜まつり
かつて「お山」と呼ばれた悠久山公園は、長岡藩3代藩主牧野忠辰（ただとき）が杉苗を植えたのがはじまりといわれ、9代藩主忠精（ただきよ）の時代に忠辰が好んだ桜を植えて悠久山と名づけたと伝えられています。
現在はソメイヨシノを中心に、シダレザクラやヤエザクラなど約2500本の桜が園内全体にわたって咲き誇り、園内には小動物園や日本庭園、郷土史料館、各種遊具などの施設が充実しており、一日中楽しめるスポットとなっています。
開催日：4月3日から5月6日まで
会場：悠久山公園（長岡市）
5月
艸原祭（そうげんさい）
艸原祭（そうげんさい）は、妙高高原 池の平温泉のいもり池周辺で開かれる春の訪れを告げる一大イベント。いもり池周辺には、およそ10万株のミズバショウが咲き、ステージイベントや地元食をテーマにした屋台村が開設され、フィナーレでは火文字と華やかな花火が早春の夜空に鮮やかに花開きます。
開催日：5月5日
会場：池の平温泉いもり池周辺（妙高市）
かしわざき風の陣
潮風の香る柏崎中央海岸のみなとまち海浜公園で開催される初夏のイベント。音楽イベントやフリーマーケット、スポーツカイト、ダンスバトルなど、毎年バラエティーに富んだ企画が満載。ふわふわ遊具やポニーふれあい広場などの子ども向けのイベントも充実。
開催日：5月23・24日
会場：みなとまち海浜公園（柏崎市）
チューリップまつり
チューリップは新潟県の花。チューリップの切り花出荷量は日本一の生産量を誇ります。
開花にあわせて4月下旬から5月上旬にかけて毎年「チューリップまつり」が開催されます。期間中はチューリップにちなんだイベントがさくさん開催されます。
開催日：4月下旬から5月上旬
会場：国営越後丘陵公園
・このページは2019年1月29日公開ページを編集しています。