松雲山荘の紅葉

紅葉のライトアップが幻想的

松雲山荘の紅葉
松雲山荘の紅葉

新潟の三大紅葉スポットのひとつが松雲山荘です。秋になると紅葉狩りで賑わいますが、園内の柏崎茶道美術館で静かにお点前を楽しむという方も多いはず。

松雲山荘は、元柏崎ガス会社を興した飯塚謙三(明治15年~昭和56年 享年99歳)が自然の地形を利用しながら築造した庭園で、大正時代から数十年かけて造成され、昭和46年柏崎市へ寄贈され市民公園として公開されました。

約9600平方メートルの敷地内にはアカマツ、ツツジ、モミジなど、多くの樹木が植えられ、灯篭、石碑、太鼓橋、池などを配した美しい庭園となっています。
特にモミジは約10種類の木が約300本。葉の形も色の少しずつちがって、秋ともなれば真紅に染まるオオサカズキ、オレンジ色のイロハモミジなどが織り成す和のたたずまいが、グラデーションを描いて美しい錦絵を描きます。
恒例の期間限定のライトアップは1989年から始まったそうですが、幻想的な雰囲気が漂い、年々訪れる人も増え、最近では県外からのお客様も珍しくありません。

松雲山荘の庭園内には、全国でも珍しい茶道専門の美術館、木村茶道美術館が併設されています。コレクションは、木村寒香庵重義翁が生涯をかけて収集した書画、陶器、茶器類など約1200点。季節ごとに趣を変えて展示されますが、通常の美術館とはちがって、収蔵品を手に取り、その器でお茶をいただくこともできます。

紅葉に彩られた美しい庭園を見た後は、由緒あるお茶碗でお茶を楽しむ、なんとも豊かな時間をすごしてみてはいかがでしょう。

基本情報

住所

新潟県柏崎市緑町3-1 赤坂山公園内

紅葉シーズン・ライトアップ開催時期

10月下旬から11月下旬
※毎年開催日程が異なります。詳細は柏崎市ホームページをご確認ください。